スーパーに行くと、手軽に買えるパンやお菓子の多くに、添加物が入っています。
それらの中には、人工的に作られたショートニングやマーガリン、香料、乳化剤などが入っていないものを探す方が、むしろ難しいのが現状です。
私自身、子ども達が小さい頃に悩みながらお菓子やパンを買っていました。
娘にアレルギーが出たことをきっかけに何を食べさせたら安心なんだろうとさらに悩み、買えるお菓子やパンがほとんどなくて困ったのを今でも覚えています。
子どもが少し大きくなりお友だちと家を行き来して遊ぶようになると、お友だちの家では、市販のおやつをいただくようになります。
この時も、お邪魔させていただいておやつまで頂いて感謝の気持ちとは反対に、私の心の中は複雑でした。
添加物の入ったお菓子を日常で食べさせたくないと日々思っていたからです。
それから、少しずつパンやお菓子を手作りするようになりました。
最初は、ホームベーカリーを買って、焼き立てのパンを食卓に出すことから始めたのです。
添加物の歴史をたどると、最初は肉の保存の為に塩を使い、風味を高める香辛料としてはワサビや山椒が使われてきたなど、人が食を安定に生きていく上で考えだした知恵でした。
けれど、近代以降は石油由来や人工的なものが増え、実際に健康被害もありました。
今、使われている国が指定した食品添加物は本当に安全と言えるのでしょうか?
利益優先で必要以上に使われているのではと疑問を感じざるを得ません。
だから今、私たちは、知って、選ぶことが必要だと思います。
残念ながら、社会全体をすぐに変えることはできません。
だからこそ、私たちができるのは、「自分の台所」から変えていくこと。
まずは、シンプルな材料で、自分の手でパンやお菓子を作ることが、一番安心できる方法なのです。
難しいことはありません。
おにぎりやスープを作るのと同じように、パンやお菓子も少しずつ家で作ることが日常的にできる様になればいいのです。
シンプルな素材で焼いたパンは驚くほど旨みがあり、食べる人の心とからだをやさしく満たしてくれます。
手間がかかるように思えても、慣れてくると作る時間そのものが楽しくなり安心と喜びを手に入れる一番の近道になります。
子ども達に渡す一つのパンやお菓子が、未来へ繋がる小さな贈り物。
あなたの台所から生まれるパンやお菓子が、健康で優しい日々を作っていきます。

