私が生地を扱う様子を見て、とある生徒さんが、こんなことをおっしゃいました。
「パンに対する愛を感じます!そんなにやさしく生地を扱うんですね。」
体験会の時、生地の扱い方に感動して頂きました。
私が生地を扱うときは、赤ちゃんをそっと抱き上げる感覚で触れます。
この扱うときの感覚を感じとっていただきたいので、
私が作る工程を一度観ていただいてから同じことをしていただいています。
何度か同じ工程を真剣に観て真似ることで、自分の感覚としておとせる様になります。
言葉で表すのが難しいのですが・・・
以前、師匠からクロワッサンの生地の伸ばす工程を何度も繰り返し学んだ後のこと。
自分一人でその工程を行ったときに、記憶と共に自分の手の動きや感覚が乗り移ったかのように感じたことがありました。
「あ!この感じだ。」私は、自分のものに落とし込むことが出来た瞬間でした。
この様な感覚は、毎回起こるわけではありません。
まず、生地に集中することから始めます。
更には、出来あがる未来を創造し、相手を感じること。
心が整った状態だと、私の気持ちと生地の中に居る酵母と呼応することが出来る。
その時に初めて、感覚的な部分を自分に落とし込める様になるのです。
この感覚を自分に取り入れることができると早く技術を身に着けることが出来るようになります。
そして、つかんだ時には、生地といい関係が出来ていることでしょう。
1月から始まった1年間のコースレッスンが中盤に差し掛かろうとしているところ。
技術と同時に私の所作をじっくりと観てもらい、感覚をつかんでいただけるようにしていきます。