時短パンは、普段から忙しくされている
女性の強い味方です。
今は色々な方法でパンが焼けますので、
ご自身の生活スタイルに合わせて
パンを焼くことは、私も賛成です。
ただ・・・もし、本当に美味しい
きめ細やかで、ふっくらしていて、
味に深みがある、
有名店で食べたような
忘れられないパンが焼きたいなら、
実は「時短」は、あまり向かないのです。
生地を観察して、
酵母に合う発酵時間をとることが大切です。
酵母によって適切な発酵時間があります。
したがって、イーストで焼くにしても、
売っている天然酵母で焼くにしても、
自家製酵母種にしても
無理やり短い時間で焼いたら、
生地を委縮させたままストレスが
残った状態で焼くことになります。
なぜなら、発酵が終わらないうちに
焼いてしまうと、
生地が緩む前に焼くことになるので、
目詰まりがおき、伸びの悪いパンに
なってしまいます。
その生地に合わせて緩めてあげたいです。
パン生地も、緩む前に焼かれたら、
ストレスを感じるはずです。
酵母も菌も生きているので、
ストレスを与えたら味にでますね。
先日、
お昼過ぎから出掛ける用事があって
その日の午前中に食パンを
焦って焼いていました。
ただただ時間に追われながら、
いつもより仕上げの発酵時間を
10分だけ短くして焼きました。
そうしたら・・・
食パンの味はなくなるし、
じゃがいものパンだったのに
味が抜けてしまいました。
食パンをカットしたときの断面の底の方も、
ギュッと詰まって硬くなってしまいました。
詰まっているところは、
ボソボソとした食感でした。
これは正直、まずい・・・
残念な結果になってしまいました。
それだけで?
って思われるかもしれませんが、
パンの酵母と菌はとても繊細です。
私が、バタバタと慌てて作ったことと、
最後の10分されど10分、その時間
生地と向き合わなかったことに後悔しました。
せっかく作るなら
美味しいパンを焼きたいですから。
パンの生地は生き物なので、
その時の自分の気持ちがストレートに移ります。
酵母と菌が私の想いと共鳴した結果です。
つまり、
その生地を良く観察して
その酵母に合う発酵時間をとることが
ストレスを与えず美味しい味と食感を
生み出すことになります。
適切な発酵時間をとる為に、
生地と向き合い、観察していきたいですね。