皆さん、焼いたパンが残ってしまった時、どのようにされていますか?
先日、ある生徒さんが、
「今度の講座、材料や粉を変えて比べるパン実験、楽しそうなので参加したい・・・
でも実は、パンの消費が、普段追い付かないのです。
レッスンに行くと、パンが冷凍庫に溜まってしまいます。
パン教室で焼いて、さらに、持ち帰り生地で焼くと冷凍庫に沢山パンがある状態で、食べきれず一か月後にまたパン教室で焼くことの繰り返し。自分で種を起こして作ったのは、最初だけで、パンを消費できず、家では作れなかったのです。」
とおっしゃいました。
そうなんですね。レッスンを受けたいのに、パンの消費が追いつかないので、参加が出来ないとのこと。今日は、パンの消費の仕方と、このレッスンを受けた先に見える未来について書いていきますね。
私も試作を結構な頻度でしますので、家族で消費する以上にパンが焼きあがります。
その食べきれないパンは、次の様な方法で消費しています。
・お隣や近所のお知り合いの方におすそ分け
パンは、日常手軽に食べられるものなので割と皆さん気軽に受け取ってくれます。
・パン粉にして冷凍しておくのもお勧め
フープロで簡単に!作っておくととても便利ですよ。
・かたちを変えてお料理に
グラタンの中に入れたり、一口大にカットして色が着くくらいカリッとやいて、サラダと一緒に!結構な量を消費できますよ。
今年から始まったレッスンは、同じ種類のパンを、砂糖や油脂の量を変えて作って食べ比べをします。比べていくと自分の好みが分かるようになります。そうすると、ゆくゆくは自分の好みのパンを焼けるようになります。
パンの違いを、レシピで確認し、触って観て食べて感じる!
その過程で、材料と向き合うことから始め、酵母や菌と自分の心が呼応することを感じてもらうレッスン内容となっています。
私は、自分の心が落ち込んでザワザワしていたり、焦っている時に焼くパンは、まずいと感じることがあります。
反対に、体験会の前の日、明日はどんな方とのご縁をいただけるのかなぁ・・・と考えながら楽しみながら生地を作ると伸びのいい味のあるパンになります。
パンの酵母や菌は正直に私の心と呼応します。
心が酵母と呼応する感覚、この辺りを感じながら焼いてみたら楽しいと思います。
楽しくなったら、またパンがどんどん焼けてしまいますね。
そうしたら、自分で食べきれないパンは、食べ方を変えたり、誰かの元へお届けしたりして、
パンを循環させてみると、その先に何か新しいご縁が繋がるかもしれません。