エネルギーが上がる、人を温かい気持ちにする
お教室作りをしていきたいです。
先日、とてもあたたかな「おむすび」を
いただきました。
その「おむすび」は、
一粒一粒のお米と向き合い、
お客様の顔を見てから握る、特別なもの。
一つの、小さな塩おむすび。
お米の一つ一つがたっていて、
とっても柔らかく握られた塩おむすび。
口に入れた瞬間にお米一粒一粒の
美味しさを感じることができたのです。
少し不思議なんですが、食べたときに、
人の温かさの様なものを
一緒にいただいた感じがしました。
ご一緒していただいた人がそのおむすびを
みつめたときの、
なんとも柔らかで穏やかな表情。
人を笑顔にすることができ、
優しい気持ちになるおむすびでした。
さらに、このお店の
スタッフの方々の丁寧なふるまい。
一言では言い表せないのですが、
温かい空間でした。
スタッフの方々から、
これもまた不思議なことに、
エネルギーを頂いた感覚がありました。
心を込めて接しお客様と向き合う姿勢。
本当に素敵だと思いました。
全ては、
食材を大切にするところから始まり
命をいただくということに
感謝出来た一日となりました。
私も、この様な想いで、食材と向き合い、
相手のことを想ってパンを作れたら、
絶対に美味しいものが作れるということを
ご飯を通して、学ばせていただきました。
以前私は、無添加素材のものを使って焼けば、
パンは美味しくなると思っていました。
先日、時間に追われ、
レシピの写真撮りのために
次から次へと焦って焼いたパンは、
それはそれは、粉の旨みが飛んだ
味気のないものとなりました。
時間に追われて片手間に焼いたパンは、
作る工程を大事にしていないので、
その気持ちが伝わってしまうのです。
ただ、いい材料を使うだけでは、
心を揺さぶるほどのパンを
焼くことはできないです。
素材一つ一つには、生産者さんの想いがあり
それを私たちに届けてくれる方たちがいます。
麦や野菜などの命をいただいているんだという
感謝の気持ちで向き合えば
私にも
人を温かい気持ちにすることができる
パンが焼けるはず。
誰かを温かい気持ちで包み込むような
パンを焼いていきたいです。
そのために、
お一人お一人の生徒さまのエネルギーが
上がる様にお教室の空間を整え、
丁寧に素材と向き合っていきます。